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反射炉ビヤ(静岡県)
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反射炉(はんしゃろ)ビヤ
時は幕末、江川太郎左衛門英龍という先見の明に長じていた代官が伊豆の韮山という所にいました。日本の国防を憂慮した太郎左衛門は鉄砲を鋳造するための『反射炉』の建設を幕府に提言、その考えが幕府に認められ「韮山反射炉」が誕生しました。しかし、明治維新という激動の時代の潮流によって鋳造自体はわずか9年で停止となってしまいますが、紆余曲折を経て現在は世界で唯一の『鋳造が行われていた反射炉』として史跡に指定され、また世界遺産の暫定リストに掲載される建造物となりました。
そんな反射炉の目の前で製茶業を営んでいた蔵屋鳴沢は『この地を訪れる人々をもてなそう』と思い至り明治の頃に茶店を立ち上げ、そして1994年の酒税法の改定を機に、観光に来た多くの人々に一層喜んでもらうべくクラフトビール造りに着手しました。太郎左衛門の広い見識に敬意を込め、また時代に関わらず伝統を重んじ革新を目指した彼の人の様な志を忘れぬために『反射炉ビヤ』と名付けられたそのビールは、斬新な切り口の味わいとそれを支えるしっかりとした土台の重厚さが特徴で"親しみやすくも新しい"ビールとなっています。
反射炉ビヤ 静岡県
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